FabNurse Feedback
- Mizuki Mori
- 2018年7月3日
- 読了時間: 5分
更新日:2018年7月6日
全体に向けて
【吉岡】
生活を支援するものは、すでに生み出されていて、購入することで手に入るものもあるはずです。
でも、それだけでカバーしきれていない領域があると思います。一度立ち止まって既存のものを調べて、自分の制作したものは、それと比べるとどのような課題を解決できるのかということも比較してみると良いと思います。また、今あるものを上手く利用するという観点もあるかもしれないですね。
参考までに...
滑らないシリーズこういうのもあるみたいです。
【竹折】
食事は高齢者にとって食べる喜びだけじゃなく、栄養面でとても大事なので、この問題に着目することはとてもよいと思いました!
アイディアとして、自分だけで食べるとお皿が滑ってしまうのを予防するために滑らない食器を作ったのはとてもよいと思います。ベルトつきのフォーク、スプーンなどもベルトがついてるものは私はあまり見たことがないので、いいと思いました!ただ、ベルトに関しては麻痺ではない左手を使うのであればガッチリ固定しなくてもいいのかな?とも思います。(握る力がそもそと不足していたら必要だけど)自分でつけることも難しいものは介助量を増やしてしまうことになるし、森さんが言っていた通り、スプーンからフォークにするときなど取り外しにくかったらまた手伝ってもらわないといけないからです。
ベルトの種類や目的に応じても違うと思いますが、握るのを補助するために<固定>だけでなく、<握りやすさ>に着目してもよいのかなあとも思います。あと、食器のヘリは動いてしまう食べ物を捉えるのにとても便利だと思うのですが、全面曲がっているとそもそもスプーンが入れにくかったり(入れる角度が制限される)、ここまで考えるのはとっても難しいからあまり気にしないでいいとは思うんですが、洗い残しができやすかったりの衛生的な問題も出てきそうだな、と思います。
頑張ってください…!
【淺野】
食事を補助するためのカトラリーは結構存在しているので、調べてみてください!
また、以前江口君がSMPで握った形状に合わせた持ち手を試作していました。
お皿の形状は櫻井さんもトライしていたので、ふたりで相談してみても良いかも。シリコン素材を色々試してみるのは、今後にも役立ちそうなので時間があればやってみると良さそう。「すべらない加工」は、どうやったら可能になるだろう?100均とかにすべらないシートがあったりしますが、参考になるかもしれませんね。
【吉岡】
イラストのプロトタイプや制作していきたいというものがすごくわかりやすいですね!
「スプーンやフォームをいちいち取り替えるのがめんどいかも。」という観点は、重要なポイントの一つかと思います。スムーズに食事ができないと時間が長引いてしまい、それによって疲れてしまい、食事量が減ってしまうということが往々にしてあります。食事の行為のみならず、全体の流れをとらえ、滞ることなく自分で食事ができるようにするための工夫が大切そうですね。
また、滑らない加工のトレーや、返しのある食器などは、実は介護用の用品として既に存在していたりします。「介護 食器」とかで画像検索とかかけてもらえると結構あると思います。
ただ、既に入手できる介護用食器でカバーできていない課題を解決できるポテンシャルが、今制作しているプロトタイプにあるような気がしています。素材の組み合わせや、フィット可能な形状などなど…。他のものと比較しつつ、自分が考えているものはどのように優れているか、という点を見つけていけると買うだけでは解決できなかった問題にアプローチできるかもしれないなーと思います!
【若杉】
食器の用途を具体的に考えてて良いなと思いました。一旦、粘土などで自分の考えたものを扱ってみると良いと思います。たとえば、取り外し可能な食器は、食事中どういう風につかうのか、使い終わったあとにどのように洗うのか。あとは持ち手のデザインも様々あると思います。これまでたくさんの市販品でもこのようなものはあるので、参考にしてみるといいと思います。
【渡邉】6/30 13:20追記 腕で抑えられることを考慮していて、患者さんの自立を最大限思いやっている感じがとても良いです!
お皿の上に食べ物や液体があると想像以上に重くバランス取りづらいです。お椀のイラストがありますが、トレーとの接地面積が狭いのでもしかしたら摩擦足りないかもしれないし、逆に突っかかって溢れる可能性もあります。一度手持ちの食器に100均で滑り止めシート買ってきて貼ってみるなどして試して見てください。もしかしたら他にも改善点見つかるかも!(既製品を組み合わせていかに楽に実験するかってことも大事。)
カトラリーについて取り替えることと洗うこと、という実際使うときのことを考えていて良いですね!ベルトは何のためにつけましたか?固定のため、手の力が抜けた時最低限落ちないため…色々考えられます。そしてその理由によってベルトのデザインも変わってくると思います。もう一度患者さんの状況を考慮しどういう機能が欲しいからこのデザインにした!という明確な理由付けができると良いと思います。持ち手が柔らかいカトラリーはやはり需要があり実際に既に存在しているので、一度調べて見てください。(自助具、と言います)
Comments